単錨泊中のフェリー等の走錨は30隻で,風速20m/sから走錨が始まり,風速25m/s・波高2.5mを超えると中小型船の走錨が多くなり, 30m/s・3mから大型船の走錨が増加しています。
 単錨泊中の内航船の走錨は37隻で,風速20m/sから走錨が始まり,25m/s・2.5mから急増しています。
 これらのことから,機関を使用したとしても,単錨泊では,風速20m/s・波高2mが走錨注意ライン25m/s・2.5mが走錨危険ラインであると言うことができます。
 双錨泊中のフェリー等の走錨は24隻で,風速30m/s・波高3mを超えると走錨が増加しています。
 双錨泊中の内航船の走錨は51隻で,風速30m/s・波高3mを超えると走錨が増加しています。
 これらのことから,機関を使用したとしても,双錨泊では,風速25m/s・波高2.5mが走錨注意ライン30m/s・3mが走錨危険ラインであると言うことができます。
 
戻る 次へ
海難審判庁ホームページのトップへ戻る