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(旅客船H号乗揚事件から) |
発生日時 |
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平成13年7月21日08時15分 |
発生場所 |
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愛媛県M港 |
気象等 |
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霧(視程70m),ほとんど無風 |
H号 |
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699トン 全長71m 旅客船兼自動車渡船(大分県S港・愛媛県M港間)
乗員8人 乗客37人 乗用車17台 二輪車3台 |
損傷等 |
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両舷推進器翼に曲損,船尾船底に擦過傷 |
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海難の概要 |
07時00分S港を出港後間もなく視程2,000m以下となったため,船長は見張りを強化したが,その後急速に視界が悪化し,M港港内に入ったときには視程100m以下となっていたにもかかわらず,港外で視界の回復を待たずにM港桟橋までの運航を続行した。
さらに,同桟橋に近づいて機関を後進とした際,レーダーによる船位確認を十分に行わなかったため,M港防波堤南方の陸岸に接近していることに気付かないで惰力で後進中,船尾を浅礁に乗り揚げた。 |
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海難原因 |
船長が,M港内の桟橋に向けて航行中,霧により同港内の視程が運航管理規程に定める入港中止基準(500m)以下となった際,同規程に従って入港を中止しなかったこと,及び船位の確認を十分に行わなかったこと。
M港営業所の運航管理補助者が,入港中のH号に入港中止の指導を行わなかったこと。 |
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「入港を中止しなかったこと」に影響した要因 |
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