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(貨物船M号乗揚事件から) | |||||||||||
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海難の概要 | |||||||||||
M号(3,597総トン ベリーズ船籍)は、船長ほか13人が乗り組み、空倉で、9月24日18時00分大韓民国仁川港を発し、瀬戸内海経由で和歌山下津港に向かった。 船長は、越えて27日07時45分昇橋し、三等航海士を補佐、甲板長を操舵にそれぞれ就け、鳴門海峡を通峡することとし11.5ノットの速力で進行した。 08時33分大鳴門橋の手前700メートルに達したとき、折からの逆潮流の影響を受け、速力が6.5ノットまで低下した。 その後、同橋直下付近に及んで船体が停止状態に陥り、約1時間にわたり保針を続けたが、危険を感じて鳴門海峡通峡を断念し、明石海峡経由に変更するため、右舵一杯を令したところ、渦流やわい潮など複雑な潮流の影響を受け、舵効が得られず操船の自由を失い、危険を感じ左舵を令したが圧流されながら左転中、孫埼西岸の浅所に乗り揚げた。 |
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海難原因 | |||||||||||
鳴門海峡の強潮流に対する配慮が不十分で、強い逆流期に同海峡の最狭部に差し掛かり、操船の自由を失ったことによって発生したものである。 | |||||||||||
影響した要因 (SHELによる分析) | |||||||||||
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