◆ 過労や睡眠不足とならないように・・・
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航海当直-入港作業-荷役立会い-出港作業-航海当直と連続勤務になることがあるので,全体の作業の流れを見ながら,船長が船橋当直の順番や時間を割り振りし,連続勤務にならないよう調整している。 |
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運航者と相談して目的地の調整を行っている。例えば,短時間の航海が続いた場合は,次の航海は24時間以上になるよう遠方の目的地にしてもらい,航海中に休息がとれるようにしている。
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荷役の際,全員が立ち会うことを止めて,荷役作業の担当者を明確に指名しておき,担当者以外の者は休息をとるようにしている。
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◆ 当直体制などにも工夫を・・・
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居眠り海難が深夜から早朝にかけて多く発生していることから,当直時間を1時間前倒しにして,23-03時,03-07時,07-11時としている。
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居眠り防止のため,2人当直にしている。甲板部だけで2人当直が組めない場合は,機関部当直者を機関当直に支障のない範囲で昇橋させて居眠り防止を図っている。 |
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操舵室からのいすの撤去又は使用禁止とした。背もたれや肘掛のないいすに換えた。 |
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◆ 当直中の眠気予防や居眠り防止のために・・・
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出港直前や航海中に飲酒しない。入直前に眠気を催す薬剤の服用を避ける。 |
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休息時間にはできるだけ睡眠をとるようにしている。テレビ(特に航海中のBSテレビ)を見過ぎないようにする。 |
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船橋・機関部当直者は,眠くなる時間帯に,又は,眠気を催したときに,一定時間ごとに相互にベル等を鳴らしたり,電話で話したりして互いに居眠り防止に努めている。 |
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眠気を催したときは,いすに腰を掛けない。 |
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自動操舵使用中は,手動操舵とする。 |
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暖房の温度を下げて,時々扉を開けて換気している。
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ウイングに出て外気に当たる。冬季でも風下側の窓を開けて操舵室内の温度を下げている。
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顔を洗う。動き回り,体操をする。 |
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濃いコーヒー又はお茶を飲む。ガムを噛む。 |
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ラジオを聞く,テープをかけて歌を歌う。 |
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どうしても眠いときには船長に報告する。 |
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