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霧中での衝突のうち,貨物船,油送船及び旅客船(外国船を含む。)が関係しているものは,53件(90隻)で,その運航状況は次のとおりでした。 |
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霧中でも,減速せずに10ノット以上の速力で航行していた船舶は,61隻(68%)で,衝突直前でも48隻(53%)に上っており,安全な速力としていなかったことが,衝突の大きな要因となっています。 また,レーダーは,全船が作動させていましたが,90隻中5隻がレーダー見張りをしていませんでした。他の85隻は,相手船のレーダー映像を探知していますが,相手船の実際の動きが正確に把握できずに,接近してしまうケースが多く見受けられます。レーダーだけで他船を避けながら航行することは,意外と難しいものです。レーダーで相手船の動きを正確に把握できるように,視界の良いときにレーダープロッティングの練習をしておくことも必要です。 |
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