昨年,内航船が乗り揚げて民家を倒壊するなど,内航船の居眠り運航による海難が続発し,また,毎年春季に居眠り海難が多発していることから,去る2月21日から10日間,広島地方海難審判庁・理事所,第六管区海上保安本部及び中国・四国両運輸局が連携して,瀬戸内海における居眠り運航撲滅キャンペーンを実施しました。
 キャンペーン期間中,「居眠り運航撲滅に向けて」と題するリーフレットやグッズの配布,居眠り運航防止講習会の実施,内航海運組合への訪問などを行いました。
 この中で,当庁は,広島県内の内航海運関係者が多数出席した講習会で, 居眠り乗揚海難の事例を交えながら居眠り運航の防止対策について詳しく説明し,啓発に努めました。
深夜のブリッジでは,誰もが眠気を感じるものです。時々いすから離れて身体を動かすなどして,眠気予防をすることが第一です。
招かれざる客“睡魔”を撃退して,居眠り運航を撲滅しましょう。
                  

 
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