![]() ![]() 9月6〜8日の3日間,横浜市において,第7回アジア海難調査官会議を開催しました。 アジア海難調査官会議は,6年前,当庁の提唱によって発足した会議で,アジア地域における海上安全の向上及び海洋汚染の防止を図るため,海難調査を実施する各国海難調査機関の協力と連携を促進することを目的としており,1992年に発足した「国際海難調査官会議」のアジア版会議といえます。 今回は,カンボジア,タイ,ベトナムの初参加により,12カ国と1地域から,23名が参加した過去最大の会議となりました。 |
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会議は,議長(亀井横浜地方海難審判理事所長)の開会挨拶後,以下のとおり進行しました。 1.活動状況の報告(各国) 2.海難調査事例の紹介(韓国,中国,香港,シンガポール,日本) 3.提案(日本:各国調査官が在国のままで調査に協力する具体的手続き,韓国:MAIFAホームページのコンテンツ) 4.セミナー(@Formal Safety Assessment AHuman Factor in Ship-handling and Bridge Team Management) なお,当庁が提案した具体的な調査協力は,本年10月に南アフリカで行われる国際海難調査官会議(MAIIF)で紹介して各国の理解を得たうえで,来年春のIMO旗国小委員会(FSI)で審議される予定の「海難統計及び調査」での議論に反映させてゆく考えです。 |
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神戸地方海難審判理事所は,平成16年7月26日,神戸地方海難審判庁に対し,上記事件の審判開始の申立を行い,船長及び前船長を受審人に,運航管理会社船舶部を指定海難関係人に,それぞれ指定しました。 『事件の概要』さんふらわあ きりしま(12,418t)は大阪港と鹿児島県志布志港との間の定期航路に就航しているフェリーで,乗客134人及び車両139台を載せ大阪港に向け航行中,荒天模様となった高知県南方沖合で,右舷側錨鎖が全節走出したため通常の運航ができなくなり,土佐湾の水深の浅い海域に移動し,鎖を着底させて巻き上げたのち,運航を再開し,予定時刻より10時間遅れて大阪港に入港した。 |
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仙台地方海難審判理事所は,平成16年8月30日,仙台地方海難審判庁に対し,上記事件の審判開始の申立を行い,船舶所有者を指定海難関係人に指定しました。 『事件の概要』第8福恵丸(15t)は,無資格の漁ろう長が船長職をとって7人が乗組み,むつ小川原港東方沖合で,かけ廻し式底びき網漁での揚網中,右舷側に若干傾斜していたところに左舷後方から大波を受け傾斜が増大して右舷側に転覆,その後沈没した。乗組員3人が救助されたが,漁ろう長以下4人が死亡,行方不明となった。 |
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![]() 子どもたちは,初めて見る海の地図“海図”を興味深げに見入っていました。ゆっくりと走っているように見えた大型タンカーが,女子マラソン金メダリストの野口みずきさんのスピードより速いこと,船も歩行者と同じように右側通航をしなければならないことは,覚えてもらったかもしれません。 |
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