海難の概要
 Y丸は,船長ほか10人が乗り組み,網船及び探索船と船団を構成し,犬吠埼東方沖合の漁場で操業を行い,漁獲物の積取り終了後,右舷ボラードに係止された浮子寄せ綱と称する補助綱の解らん作業を行っていた甲板員が,綱に足を絡まれて海中に転落した。

海難原因
 船長が,浮子寄せ綱の解らん作業を行う甲板員に対し,安全指導を十分に行っていなかったこと。
 甲板員が,Y丸に係止していた浮子寄せ綱を解らんする際,安全な位置で行わなかったこと。

 
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