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発生日時:平成15年5月23日11時35分 気 象 等 :晴,無風,付近の流速毎時15キロメートル 負 傷 等 :旅客1人・船頭1人負傷,船体中央部船底に破口が生じて浸水・転覆 |
海難の概要 A号(全長12.7メートル)は,“かい”の操作で川を下る木製の遊覧船で,船首及び船尾に船頭2人が乗り組み,中学校の修学旅行生等旅客27人を乗 せ,11時10分乗船場を発し,約5キロメートル下流の船着場に向けて川下りを始めたが,同時35分,「湯の瀬」と呼ばれる蛇行した急流部において,回頭 できず圧流され,露出岩に乗り揚げた。 本件後,会社側は,露出岩を撤去するとともに,運航・安全管理体制を見直し,船頭の教育・訓練を徹底した。 |
海難原因 遊覧のため川を下航中,「湯の瀬」乗り込み口に差し掛かり右転する際,@操船が不適切で,左舷後部が本流に圧流される状態になり,右転できないまま,左 岸近くの露出岩に流されたこと,A運航責任者が,「湯の瀬」に露出岩の存在を知った際,船頭に対し,同岩の存在及び回避方法を周知徹底しなかったことによ る。 |
影響した要因 (SHELによる分析) |
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