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無数のごく細かい水滴が空中に浮かんで,視程(水平)が1,000m未満となった状態を「霧」といいます。霧の発生には様々な条件が絡みあっていますが,湿った空気が冷やされることにより発生するため,春から夏にかけて,特に梅雨の時期は,日本沿岸で霧が発生しやすい季節と言えます。 全国の気象台が観測した1ヶ月あたりの霧日数の平年値(気象庁発行「日本気候図(2000年版)」)を全国平均でみると,左下図のとおり4月から8月にかけて,霧の日が多くなっていることがわかります。 また,当庁が平成13年から15年に裁決した霧中における海難(99件)を発生月別にみると,右下図のとおり,霧日数の傾向と同様,4月から8月にかけて発生が集中していることがみてとれます。 |
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さらに,発生海域別に霧中における99件の海難をみると,北海道東岸〜三陸海岸沖と瀬戸内海の2海域で全体の6割を占めています。 | ||
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