報告書番号 | RA2014-9-3 |
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発生年月日 | 2014年04月12日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 飯田線 伊那上郷駅~元善光寺駅間[長野県飯田市]湯沢踏切道(第4種踏切道:遮断機及び警報機なし) |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 東海旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 踏切障害事故 |
踏切区分 | 第4種踏切道 |
人の死傷 | 死亡 |
都道府県 | 長野県 |
報告書(PDF) | 公表/説明資料 |
公表年月日 | 2014年10月30日 |
概要 | 東海旅客鉄道株式会社の天竜峡駅発茅野駅行き2両編成の下り普通第225M列車は、平成26年4月12日(土)、伊那上郷駅を定刻(13時10分)に出発して、速度60~65km/hで半径400mの曲線を惰行運転中、約70m前方にある湯沢踏切道内の右レール付近に、右側を向いた農耕トラクタを認めたため、直ちに非常ブレーキを使用するとともに気笛を吹鳴したが間に合わず、列車は右側が農耕トラクタと衝突し、約140m走行して停止した。 この事故により、農耕トラクタの運転者が死亡した。 |
原因 | 本事故は、小型特殊自動車の通行が禁止されている湯沢踏切道に、トラクタが進入したものの通過しきれず、列車と衝突したことにより発生したものと考えられる。 列車が湯沢踏切道に接近していることに気付かずに運転者がトラクタを踏切道へ進入させたのは、踏切道の幅員が狭く、また、通常はトラクタで通行することのない踏切道であったことから、運転者が、踏切道の通行に際してトラクタの運転に意識が集中していたことが影響した可能性があると考えられる。 また、トラクタの通行が禁止されている同踏切道にトラクタを通行させたのは、作物を運ぶために運搬車を日常的に通行させていたことが関与した可能性があると考えられる。 |
死傷者数 | 死亡:1名(農耕トラクタ運転者) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |