報告書番号 | RA2015-3-3 |
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発生年月日 | 2014年02月15日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 東横線 元住吉駅構内[神奈川県川崎市] |
事業者区分 | 大手民鉄 |
事業者名 | 東京急行電鉄株式会社 |
事故等種類 | 列車衝突事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | 負傷 |
都道府県 | 神奈川県 |
報告書(PDF) | 公表/説明資料 |
公表年月日 | 2015年05月28日 |
概要 | 東京急行電鉄株式会社の渋谷駅発元町・中華街駅行き8両編成の01運行231列車は、平成26年2月15日(土)、線路内が積雪していた武蔵小杉駅~元住吉駅間を走行中、運輸司令から、元住吉駅で停車位置の修正のため後退運転の準備中であった先行列車の渋谷駅発元町・中華街駅行き8両編成の23運行221列車との間隔をとるため列車を急遽停止するようにとの連絡を受けたので、非常ブレーキを使用して列車を停止させようとしたが0時30分ごろ元住吉駅2番線に停車中の先行列車の後部に衝突した。 両列車には乗客約140名及び乗務員4名が乗車しており、乗客72名が負傷した。 |
原因 | 本事故は、降雪時の線路上を走行中に、先行列車の駅での過走後の処理のために、運輸司令から急遽停止の指示を受けた後続列車が非常ブレーキにより停止しようとした際に、必要なブレーキ力が得られなかったため、停車していた先行列車と衝突したことにより発生したものと考えられる。 後続列車で必要なブレーキ力が得られなかったのは、非常ブレーキの動作時に空気ブレーキの制輪子が車輪に押し付けられた際、車輪踏面と制輪子摺動面間の摩擦係数が大きく低下していたためと考えられる。摩擦係数の低下には、車輪と制輪子の間に、線路内の積雪、車輪フランジ部に残っていた油分、制輪子に付着していた塵埃などが液体状に混ざり合って供給されたことが関与した可能性があると考えられる。 |
死傷者数 | 負傷:72名(乗客) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |