報告書番号 | RA2015-8-1 |
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発生年月日 | 2013年12月28日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | いすみ線 西畑駅~上総中野駅間(単線)[千葉県夷隅郡大多喜町] |
事業者区分 | 中小民鉄 |
事業者名 | いすみ鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 千葉県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2015年11月26日 |
概要 | いすみ鉄道株式会社のいすみ線大原駅発上総中野駅行き1両編成の普通第63D列車の運転士は、平成25年12月28日(土)、13時43分ごろ、ワンマン運転で西畑駅~上総中野駅間の庄司川橋りょうの曲線半径250mの右曲線(前後左右は列車の進行方向を基準とする。)を速度約34km/hで運転中、衝撃を感じ非常ブレーキを使用して列車を停止させた。 停車後に確認したところ、前台車前軸が左へ脱線していた。 列車には、乗客4名及び運転士1名が乗車していたが、死傷者はいなかった。 |
原因 | 本事故は、以下の経過により発生した可能性があると考えられる。 (1) 曲線半径250mの右円曲線を通過中に、まくらぎの腐食やひび割れによりレールとまくらぎを締結する犬くぎの支持力が低下した可能性のある箇所において、列車の走行により軌間変位の拡大が発生したため、右車輪が軌間内に脱線して、内軌頭部側面に接触し軌間を広げながら走行した。 なお、軌間内への脱線には、軌間変位が整備基準値を超えていたことも関与した。 (2) その後、左車輪は通常と異なる横圧を受けながら、庄司川橋りょう上で、局所的に、軌道が高くなり同時に曲線半径が小さくなっていた箇所付近で、外軌に乗り上がり外側(左側)へ脱線した。 なお、左車輪の脱線とともに右車輪が内軌頭部側面からまくらぎ上に落下した可能性があると考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |