報告書番号 | RA2013-2-2 |
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発生年月日 | 2012年06月19日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 鉄道線 出山信号場~大平台駅間(単線)[神奈川県足柄下郡箱根町] |
事業者区分 | 中小民鉄 |
事業者名 | 箱根登山鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 神奈川県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2013年03月29日 |
概要 | 箱根登山鉄道株式会社の箱根湯本駅発、強羅駅行き3両編成の第505列車は、平成24年6月19日、出山信号場を定刻に出発した。 列車が出山信号場を出発後、速度約20km/hで力行運転中、運転士は約7m前方の左右のレールの間に岩塊を認めたため、直ちに非常ブレーキを使用したが間に合わず、これと衝突し、1両目前台車の第1軸が左へ脱線した。 列車には乗客11名及び乗務員2名が乗車していたが、負傷者はいなかった。また、車両は前側の水タンク、前台車第1軸の基礎ブレーキ装置等の床下機器が損傷した。 |
原因 | 本事故は、台風第4号に伴う降雨により見通し距離が短い中で、斜面から左右のレールの間に落下していた岩塊に気付いた本件運転士が非常ブレーキを使用したが間に合わず、本件列車がこれと衝突し、1両目前台車の前側に岩塊を巻き込み、これに乗り上がり脱線したことによって発生したと推定される。 斜面から岩塊が落下したことについては、斜面に露出していたと推定される岩塊の周辺土砂がある程度の期間を通して降雨等により徐々に流出し、これに台風第4号に伴う降雨が加わり、岩塊が安定性を失ったためである可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |