報告書番号 | RA2013-6-2 |
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発生年月日 | 2012年04月04日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 信越線 鯨波駅構内[新潟県柏崎市] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 東日本旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車火災事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 新潟県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2013年07月26日 |
概要 | 東日本旅客鉄道株式会社の直江津駅発長岡駅行き下り普通第1329M列車(3両編成)の運転士は、平成24年4月4日9時55分ごろ、青海川駅~鯨波駅間を強風による速度規制のため速度約20km/h で運転中、鯨波トンネルを出た後に異音及び架線停電を2回繰り返したのに気付いた。同乗していた運転士らが後方を確認したところ、2両目前寄りパンタグラフ付近から火炎を認めたため、運転士は非常ブレーキを使用して列車を停止させた。 2両目車両は、パンタグラフ付近の屋根及び天井が燃焼していたため、消火器を使用して消火活動を行ったが消えなかった。その後、消防が消火活動をして鎮火した。 列車には、乗客41名及び乗務員等6名が乗車していたが、死傷者はいなかった。 |
原因 | 本事故は、列車のパンタグラフ支持碍子及びパンタグラフ受台において、地絡によりパンタグラフあるいはパンタグラフ取付台から屋根外板へアーク放電が発生した可能性が考えられ、これにより、火災が発生したものと考えられる。 地絡が発生した原因については、海からの断続的な強風により飛来塩分及び波しぶきがパンタグラフ支持碍子及びパンタグラフ受台等に付着し、海塩汚損が保たれたまま湿潤状態になったことから、絶縁抵抗が低下し、パンタグラフ取付台と屋根外板の間に電流経路が形成された可能性があると考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |