報告書番号 | RI2008-3-1 |
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発生年月日 | 2007年07月27日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 鹿児島線 博多駅構内[福岡県福岡市] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 九州旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 工事違反 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 福岡県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2008年04月25日 |
概要 | 九州旅客鉄道株式会社の博多駅輸送係は、平成19年7月27日(金)1時19分ごろ、線路閉鎖工事の連絡責任者から同駅構内下り線の線路閉鎖工事に対する着手承認の要請を受けたため、下り普通電第199M列車が同駅7番線から出発し、構内を進出したことを確認して同工事の着手を承認した。 一方、上り普通電第2366M列車は、定刻(0時46分)より約48分遅れて同駅6番線に到着後、折返し下り回電第2366M列車として定刻(0時52分)より約45分遅れてワンマン運転で出発し、線路閉鎖工事に着手承認後の区間を走行した。 |
原因 | 本重大インシデントは、列車の運転を停止して行う工事において、作業場所が列車ダイヤの乱れにより最終列車となった本件列車の進路を支障しない位置であるものと思い込み、工事位置図等により作業場所を確認せずに工事着手を承認したため、工事着手承認後の区間を本件列車が走行したことによるものと考えられる。 作業場所が本件列車の進路を支障しない位置であると思い込んだことについては、通告書・記録簿の施行位置欄への記入方法が、作業場所がどこかに関係なく番線名を記入する方法であったこと、及び番線を指定する方法で線閉てこを取り扱う実態となっていたこと等により、作業場所がホームトラック付近であると思い込みやすい状態であったことが関与していた可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |