報告書番号 | RA2007-9-2 |
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発生年月日 | 2006年07月17日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 北松江線 秋鹿町駅~長江駅間[島根県松江市] |
事業者区分 | 中小民鉄 |
事業者名 | 一畑電車株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | 負傷 |
都道府県 | 島根県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2007年12月21日 |
概要 | 一畑電車株式会社の電鉄出雲市駅発松江しんじ湖温泉駅行き2両編成の下り普通第307列車は、平成18年7月17日(月)、ワンマン運転で秋鹿町駅を定刻(9時52分)より約2分遅れて出発した。 列車の運転士は、速度約50km/hで惰行運転中、前方左切取のり面(前後左右は進行方向を基準とする。)が崩壊し、線路にコンクリート片を含む土砂等が堆積しているのを発見したため、直ちに非常ブレーキを使用したが間に合わず、列車は土砂等に乗り上げ、先頭車両の前台車全2軸が右に脱線し、後台車全2軸の左車輪がレールから浮いて脱線し、車体は右へ約35°傾いた。 列車には乗客24名及び運転士が乗車しており、乗客6名が負傷した。 なお、列車は先頭車両のブレーキシリンダ等に損傷を受けた。 |
原因 | 本事故は、変状していたのり面防護工ごと本件斜面が崩壊し、土砂等が線路上に堆積したため、本件列車がこれに乗り上げて脱線したことによるものと推定される。 本件斜面の崩壊については、本件斜面の基盤上部に多量の降雨が作用し、斜面が安定性を失ったことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | 負傷:6名(乗客) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |