報告書番号 | RA2006-2-5 |
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発生年月日 | 2005年10月14日 |
区分 | 軌道 |
発生場所 | 宇品線(軌道線) 元宇品口停留場~海岸通停留場間[広島県広島市] |
事業者区分 | 中小民鉄 |
事業者名 | 広島電鉄株式会社 |
事故等種類 | 車両脱線事故(道路障害に伴うもの) |
踏切区分 | |
人の死傷 | 負傷 |
都道府県 | 広島県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2006年04月28日 |
概要 | 広島電鉄株式会社の宇品線広島港停留場発広島駅停留場行き3両編成の上り第3954電車は、平成17年10月14日(金)、元宇品口停留場を定刻(17時01分)に出発した。電車の運転士は、速度約35km/hで惰行運転中、宇品海岸2丁目南交差点の約34m手前で、この交差点の右側(前後左右は電車の進行方向を基準とする。)にある建物の陰から交差点方向へ進入してくる大型乗用自動車を発見し、常用ブレーキを使用するとともに気笛を吹鳴した。しかし、大型乗用自動車は停止せずに交差点内へ進入してきたので、電車の運転士は非常ブレーキを使用したが間に合わず、電車は大型乗用自動車と衝突して約8m走行した後停止した。電車は、1両目(車両は前から数える。)の前台車全2軸が左へ脱線した。 電車には乗客5名及び乗務員2名が乗車していたが、このうち1名(運転士)が軽傷を負った。また大型乗用自動車には乗客10名及び乗務員2名が乗車していたが、12名全員が軽傷を負った。 電車は、衝突により1両目の前面ガラス及びスカート等が損傷した。大型乗用自動車は大破したが、火災の発生はなかった。 |
原因 | 本事故は、バス運転者が停止すべき位置を誤認して信号機が「赤」信号を表示している本件交差点内にバスを進行させたため、これに本件電車が衝突して脱線したことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | 負傷:13名(運転士、大型乗用自動車(バス)乗客10名、バス運転者及びバス乗務員1名) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |