報告書番号 | 63-9B |
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発生年月日 | 1988年01月10日 |
発生場所 | 鳥取県美保飛行場 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
RUNWAY EXCURSION ICING |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
TAKEOFF |
人の死傷 | 負傷 |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | 日本航空機製造 YS-11 |
登録記号 | JA8662 |
運航者 | 東亜国内航空株式会社 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 1988年10月28日 |
概要 | 東亜国内航空株式会社所属日本航空機製造式YS-11型JA8662は、昭和63年1月10日、同社670便として大阪国際空港に向け、美保飛行場の滑走路25から離陸滑走中、09時36分ごろ、過走帯の末端からオーバーランし、約50メートル沖合の中海に突入して停止した。 同機には、乗客48名及び乗組員4名、計52名が搭乗していたが、乗客8名が軽傷を負った。 同機は、中破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故は、離陸滑走時速度V2を超える高速状態において、離陸断念の操作が行われたが、過走帯までに停止できなかったことによるものと推定される。 なお、副操縦士が昇降舵が重いと感じ昇降舵操舵による機体の引き起こしができないと判断し離陸断念操作を行ったことについては、水平安定板・昇降舵まわりに付着していたスラッシュが離陸滑走中に凍結、氷着した可能性が考えられ、このことには機体の防氷作業が実施されなかったことの関与が考えられる。 また、滑走路内に停止できなかったことについては、離陸断念時の速度が大きかったこと並びに滑走路面にスラッシュがあったこと、主脚分担重量が小さかったこと等によるブレーキ効果の減少があったことの関与が考えられる。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
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