報告書番号 | 57-3 |
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発生年月日 | 1980年09月10日 |
発生場所 | 長野県南安曇郡梓川村 |
航空機種類 | |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
MANEUVERING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 回転翼機 |
型式 | ベル 214B |
登録記号 | JA9175 |
運航者 | 東亜国内航空株式会社 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 1982年10月12日 |
概要 | 東亜国内航空株式会社所属ベル式214B型JA9175は、昭和55年9月10日11時33分ごろ、機長と整備士1名が搭乗し、建設資材(送電線鉄塔用、以下「資材」という。)を空輸中、エンジンが停止し、長野県南安曇郡梓川村大字梓616番地の畑に不時着して横転し、中破した。 本事故による火災は発生せず、人員の死傷はなかった。 |
原因 | 本事故は、ギアボックスの故障により燃料の供給が途絶してエンジンが停止し、通常より高い高度で、オートローテーション着陸の接地操作が行われたため、機体が沈下して、ハードランディングしたことによるものと推定される。 機長の接地操作が通常よりも高い高度で行われたことは、同着陸予定地がトウモロコシの広範囲に密生した場所であって、適切な対地高度判定ができず、機長が予想していた以上にトウモロコシの丈が高かったことによるものと推定される。 なお、エンジン故障については、アクセサリ・トライブギア・アセンブリのナットの初期締め付け不適切のため、同部位がゆるみ、ベベルギアとスパーギアの両スプラインが摩滅したため、エンジン補機が駆動されなかったことによるものと推定される。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |