報告書番号 | AA2017-5-2 |
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発生年月日 | 2016年05月05日 |
発生場所 | 福島県田村郡三春町 |
航空機種類 | 滑空機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
MEDICAL |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | 死亡 |
航空機区分 | 滑空機 |
型式 | グラスフリューゲル式304CZ-17型(滑空機、単座) |
登録記号 | JA21BB |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 空中分解による墜落 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2017年07月27日 |
概要 | 個人所属グラスフリューゲル式304CZ-17型JA21BB(滑空機、単座)は、平成28年5月5日(木)、11時56分ごろ、訓練のため、宮城県角田市の角田滑空場を飛行機曳航により発航し、14時05分ごろ、福島県田村郡三春町の山林に墜落した。 同機には機長のみが搭乗しており、死亡した。 同機は大破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故は、JA21BBが飛行中に空中で分解したため、山林に墜落したものと推定される。 同機が空中で分解したことについては、機長が低酸素症状態で意識が混濁する中で急旋回に入り失速状態となった後、機体がきりもみ等の大きな機首下げ状態となって急降下したこと及び乱流域を通過したことが影響し、機体に空気力による過大な曲げが発生して終極荷重を超過する荷重が負荷されたことによる可能性が考えられる。 機長が低酸素症状態になったことについては、発航前に酸素開閉弁を開けることを失念して酸素が供給できない状態で飛行を開始したこと及び飛行中の酸素の供給確認を行わなかったため、酸素が供給されていないことに気付かず、自身の低酸素症の兆候にも気付かないまま上昇を続けたことによる可能性が考えられる。 |
死傷者数 | 1名死亡(機長) |
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動画(WMV) |