JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 AA2014-5-1
発生年月日 2013年09月14日
発生場所 埼玉県熊谷市 妻沼滑空場、高度約300m
航空機種類
事故等種別の分類
(Occurrence Category)
AIRPROX/TCAS ALERT/LOSS OF SEPARATION/NEAR MIDAIR COLLISIONS/MIDAIR COLLISIONS
飛行の段階
(Phase of Flight)
INITIAL CLIMB
人の死傷
航空機区分 滑空機 滑空機
型式 ロラデン・シュナイダー式LS4-b型(滑空機)、アレキサンダー・シュライハー式ASK21型(滑空機)
登録記号 JA22WP-JA22RW
運航者 個人、個人
事故等種類 航空機同士の空中接触
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年09月25日
概要  平成25年9月14日(土)14時26分ごろ、グライダー競技のため埼玉県熊谷市妻沼滑空場第一滑空場離着陸帯14を発航した個人所属ロラデン・シュナイダー式LS4-b型JA22WPと、操縦練習のため妻沼滑空場第二滑空場を発航中であった個人所属アレキサンダー・シュライハー式ASK21型JA22RWが空中接触し、JA22WPは中破、JA22RWは小破した。
 JA22WPには機長が、JA22RWには操縦教員及び操縦練習生が搭乗していたが、死傷者はいなかった。
原因  本事故は、競技のため第一滑空場から発航したJA22WPが、JA22RWが発航中の隣接する第二滑空場上空を斜めに横切ったため、上昇中のJA22RWと空中接触したものと推定される。
 JA22WPが、JA22RWが発航中の隣接する第二滑空場上空を斜めに横切ったのは、JA22WPの機長が競技会での勝負に意識が向いて上昇気流の発見に気をとられ、隣接する滑空場の上空を避ける意識が希薄になったことによるものと推定される。
 また、JA22WPの機長が隣接する滑空場の上空を避ける意識が希薄になったことについては、発航機は隣接する滑空場の上空を飛行しない慣例が規則等に明示されていなかったことが関与した可能性が考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(WMV)
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると、「勧告・意見」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。
    なお、動画はWMV形式でデータ速度は1000kbpsです。