報告書番号 | AA2015-2-1 |
---|---|
発生年月日 | 2013年03月15日 |
発生場所 | 北海道河西郡中札内村 カムイエクウチカウシ山の北約1.7kmにある標高1,903mの山の北西斜面 |
航空機種類 | 滑空機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
LOSS OF LIFTING CONDITIONS EN ROUTE |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | 死亡 |
航空機区分 | 滑空機 |
型式 | ホフマン式H-36ディモナ型(動力滑空機、複座) |
登録記号 | JA2405 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 山の斜面への衝突 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2015年02月26日 |
概要 | 個人所属ホフマン式H-36ディモナ型JA2405は、平成25年3月15日(金)、レジャー飛行のため、女満別空港を09時08分に離陸し、北海道茅部郡鹿部町の鹿部飛行場に向けて飛行中に消息を絶った。同機は、同年3月18日(月)、北海道河西郡中札内村カムイエクウチカウシ山の北約1.7kmにある標高1,903mの山の北西斜面で発見された。 同機には、機長ほか同乗者1名が搭乗していたが、2名とも死亡した。 同機は大破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故は、同機が日高山脈を越えようとして飛行中、山脈の稜線から吹き下ろす下降気流に遭遇し、稜線を越えるための安全な高度以下に下がってしまったため、山の斜面に衝突して機体が大破し、機長及び同乗者が死亡したものと推定される。 同機が安全な高度以下に下がってしまったことについては、機長が下降気流に遭遇し対地速度が減少する中、最終的に稜線を越えるための安全な高度を確保できるものと判断して事故現場となる九ノ沢の谷に余裕のない高度で進入したこと、及び機長の予想以上に下降気流が強くなり、同機の上昇性能では降下を止めることができなかったことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | 2名死亡(搭乗者) |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |