報告書番号 | AI2012-1-1 |
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発生年月日 | 2010年07月28日 |
発生場所 | 成田国際空港の東南東約46km、高度約11,700ft |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボーイング式777-200型 |
登録記号 | N219UA |
運航者 | ユナイテッド航空株式会社 |
事故等種類 | 発動機破損 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2012年01月27日 |
概要 | ユナイテッド航空株式会社所属ボーイング式777-200型N219UAは、同社の定期852便として、平成22年7月28日(水)17時58分、成田国際空港からサンフランシスコ国際空港へ向け離陸して上昇中、18時04分ごろ、成田国際空港の東南東約46km付近の海上上空で右エンジンが停止したため、成田国際空港へ引き返し18時46分に着陸した。# 同機には、機長、副操縦士2名、客室乗務員12名及び乗客255名の計270名が搭乗していたが、負傷者はいなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機が離陸後の上昇中、右エンジンのインレットガイドベーンのシンクロナイジングリングに連結したレバーアームが外れた結果、エンジン内部の空気流に脈動が発生してエンジン内部に大規模な破損が生じたことによるものと推定される。# レバーアームが外れたことについては、レバーアームの回転軸となっている部品番号54H727のピンとインレットガイドベーンのシンクロナイジングリングの溶接部が破損したことが関与した可能性が考えられる。# 溶接部が破損したことについては、インレットガイドベーンのシンクロナイジングリングの修理時に同ピンのフレア及び溶接作業が適切に行われていなかった可能性が考えられる。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |