報告書番号 | AI2011-5-1 |
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発生年月日 | 2010年06月11日 |
発生場所 | 成田国際空港A滑走路上空約140ft |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
INITIAL CLIMB |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボーイング式747-400F型 |
登録記号 | JA01KZ |
運航者 | 日本貨物航空株式会社 |
事故等種類 | 発動機破損 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2011年08月26日 |
概要 | 日本貨物航空株式会社所属ボーイング式747-400F型JA01KZは、平成22年6月11日(金)、同社の定期166便(貨物便)として成田国際空港から米国アンカレッジ国際空港へ向けて離陸した直後の21時54分ごろ、エンジンからの異音とともに第1エンジンの不具合を示す計器表示があったため、7,000ftまで上昇を継続した後第1エンジンを停止し、燃料を投棄した後引き返して、23時08分成田国際空港に着陸した。# 同機には、機長ほか乗務員1名及び社用の搭乗者1名、計3名が搭乗していたが、負傷者はいなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機が離陸した際、第1エンジンの第1段HPTブレードの一部がプラットフォーム下のシャンク部から破断したため、それに伴って、シャンク部に亀裂が発生していた他のブレードが破断し、さらに、破断したブレードの破片がNGV、第1段HPTシュラウド及び後段の各部を損傷させたものと推定される。# 第1段HPTブレードの一部が破断したのは、タイプ2熱腐食によりプラットフォーム下のシャンク部に腐食ピットが生じてそこから亀裂が発生し、ブレードに繰り返し応力が加わって疲労亀裂が進行したことによるものと推定される。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |