報告書番号 | AI2013-3-1 |
---|---|
発生年月日 | 2009年03月28日 |
発生場所 | 沖縄県慶良間列島の北西約6nm(約11km)の海上 |
航空機種類 | 回転翼機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 回転翼航空機 |
型式 | ユーロコプター式EC135T2型 |
登録記号 | JA135E |
運航者 | 学校法人ヒラタ学園 |
事故等種類 | 発動機の破損 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2013年09月27日 |
概要 | 学校法人ヒラタ学園所属ユーロコプター式EC135T2型JA135Eは、平成21年3月28日(土)、救急患者輸送のため、久米島場外離着陸場を10時07分に離陸し、沖縄本島の首里場外離着陸場に向け海上を飛行中の10時20分ごろ、慶良間列島の北西約6nm(約11km)、高度約800ft(約240m)において左エンジンが停止したため、目的地を那覇空港に変更し、10時46分同空港に着陸した。 同機には、機長及び整備士、医療関係者の医師及び看護師、並びに救急患者とその付添人の計6名が搭乗していたが、負傷者はいなかった。 同機の左エンジン内部は大破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、左エンジンの燃焼室の比較的下部に位置するインジェクターが閉塞したため、燃料噴射が燃焼室上部に偏り上部構造に集中的な過熱を引き起こしエンジン内部が破損したものと推定される。 インジェクターが閉塞したのは、燃料噴射口付近の加熱により粘性を帯びた殺菌剤に海塩が堆積したことによるものと考えられる。殺菌剤は不適切に使用されていた可能性が考えられるが、海塩の混入経路については、明らかにすることができなかった。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | 安全勧告 |
情報提供 | |
動画(WMV) |