報告書番号 | AI2008-1-2 |
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発生年月日 | 2007年03月31日 |
発生場所 | 徳之島VOR/DME(TKE)から北東約4nm |
航空機種類 | |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
AIRPROX/TCAS ALERT/LOSS OF SEPARATION/NEAR MIDAIR COLLISIONS/MIDAIR COLLISIONS |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 回転翼航空機 回転翼航空機 |
型式 | 三菱シコルスキー式UH-60J型 ユーロコプター式EC135T2型 |
登録記号 | 38-4578-JA37NH |
運航者 | 航空自衛隊、オールニッポンヘリコプター(株) |
事故等種類 | その他 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2008年02月29日 |
概要 | 本件は、平成19年3月31日、航空自衛隊航空救難団飛行群那覇救難隊所属三菱シコルスキー式UH-60J型38-4578の機長から国土交通大臣に対して異常接近報告書(航空法76条の2及び同法施行規則第166条の5の規定に基づく報告)が提出されたことにより、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。# 同機は、鹿児島県徳之島で発生した緊急の患者空輸のため、前日夜に出動し天城岳付近で墜落した陸上自衛隊機の救難活動を実施するため、当該事故現場近傍に設けた収容地点に接近中であった。一方、オールニッポンヘリコプター所属ユーロコプター式EC135T2型JA37NHは、当該事故の航空取材のため那覇空港から飛来して徳之島に到着後、事故現場付近を飛行中であった。# 両機は07時05分ごろ、徳之島VOR/DME(TKE)から北東約4nm、高度約1,100ft付近において互いに接近した。# 38-4578は、左に回避操作を行ったが、JA37NHは回避操作を行わなかった。# 38-4578には機長及び同乗者4名、計5名が、JA37NHには機長ほか同乗者2名、計3名が搭乗していたが、両機とも負傷者及び機体の損傷はなかった。# |
原因 | 本重大インシデントは、A機(航空自衛隊航空救難団飛行群那覇救難隊所属三菱シコルスキー式UH-60J型38-4578)が捜索救難活動中に、収容地点に向けてベースレグへの左旋回中、ほぼ正面から取材のため右旋回で飛行してきたB機(オールニッポンヘリコプター所属ユーロコプター式EC135T2型JA37NH)と接近したことによるものと推定される。# しかしながら、両機が約60ktの速度で飛行しており、約1nmの距離から相互に視認し、飛行経路が衝突コースになく、かつA機が回避操作を行ったことから異常な接近とはならず、衝突または接触の危険性はなかったと考えられる。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
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