報告書番号 | AI2004-4-2 |
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発生年月日 | 2004年03月14日 |
発生場所 | 埼玉県大里郡寄居町 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
UNCONTROLLED DESCENT |
人の死傷 | |
航空機区分 | 超軽量動力機 |
型式 | ビーバー式RX-550-R503L型 |
登録記号 | JR1388 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 機材故障 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2004年07月30日 |
概要 | 本件は、航空法施行規則第166条の4第7号に規定された「飛行中における発動機の継続的な出力の損失」に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。# 個人所属超軽量動力機JR1388は、平成16年3月14日(日)、レジャーのため、操縦者1名が搭乗し、埼玉県児玉郡美里町の美里場外離着陸場を11時25分ごろ離陸し、飛行中、11時30分ごろ、エンジンの出力が低下したため、同県大里郡寄居町内の空き地に不時着した。# 搭乗者の負傷 なし# 航空機の損壊 機体 中破 火災発生なし |
原因 | 本重大インシデントは、同機のエンジンの機体後方側シリンダーの点火プラグからプラグ・キャップがターミナル・ナットとともに脱落したため、機体後方側シリンダー内で点火が行われなくなったことにより、「飛行中における発動機の継続的な出力の損失」に至ったものと推定される。# プラグ・キャップがターミナル・ナットとともに点火プラグから脱落したことについては、定期的に行うべき点火プラグの点検及び交換を行わないまま、長期にわたって同機の使用が続けられたため、当該点火プラグのターミナル・スタッドとターミナル・ナットのねじ山に、振動による摩滅、高電圧放電火花による溶融、点火プラグの加熱によって促進される腐食等が繰り返し複合的に作用して損傷が累積し、ねじ山のかみ合わせがほとんど失われたことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
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