報告書番号 | AA2004-2-2 |
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発生年月日 | 2003年10月22日 |
発生場所 | 千葉県新東京国際空港(当時) |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
ABNORMAL RUNWAY CONTACT |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
TAKEOFF |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボーイング式747-200F型 |
登録記号 | JA8191 |
運航者 | 日本貨物航空株式会社 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2004年07月30日 |
概要 | 日本貨物航空株式会社所属ボーイング式747-200F型JA8191は、平成15年10月22日(水)、同社の定期62便(貨物便)として、新東京国際空港を離陸滑走中の21時57分ごろ、胴体後方下部を滑走路面に接触させ、そのまま離陸した。その後、同機は同空港に引き返し着陸した。 同機には、機長ほか3名の運航乗務員が搭乗していたが、負傷者はいなかった。 同機は、中破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故は、同機が新東京国際空港を離陸した際、適正な速度より遅い速度でローテーションを開始したため、リフトオフが遅れ、胴体後方下部を滑走路面に接触し損傷したことによるものと推定される。 なお、適正な速度より遅い速度でローテーションを開始したことについては、以下の要因が関与したものと推定される。 (1) FEが、データ・カードを作成した際に、離陸重量ではなく誤って零燃料重量に対応する離陸速度及び機体姿勢を読み取って、データ・カードを作成し、再確認をしなかったために間違いに気付かなかったこと (2) 機長、PNFである訓練生及び副操縦士が、FEが作成したデータ・カードの速度の数値に何ら疑問を持たなかったこと (3) 同社において、データ・カードの作成は、FEのみにより行われ、他の運航乗務員が作成や確認にかかわることがなかったこと |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |