世界海事大学(WMU)学長が運輸安全委員会を表敬訪問


当委員会では職員の知識習得や語学力向上のために留学を実施しています。
このたび職員が1年半に渡る留学生活を終え職場に復帰しました。

その留学先である世界海事大学(WMU)のメヒア学長ら3名(国際海事大学連合(IAMU) 中澤事務局長(WMU教授)、笹川平和財団海洋政策研究所海洋政策実現部 生田氏)が、令和7年2月25日に当委員会を訪問されました。

日本にご縁のあるメヒア学長と和やかにご挨拶

武田委員長より運輸安全委員会への歓迎を込めて華やかな和扇子を渡しました。メヒア学長からは日本各地の思い出を伺い、お土産をいただきました。

3Dモデルを熱心にご覧になられました

解析室や3Dスキャナ等の解析機器の設備を見学いただきました。事故現場で引き揚げた船舶の大量の撮影情報を基に構造から座席配置まで精密に再現した3Dモデルをご覧いただきました。この画像が事故調査に大いに役立ったことを説明し、非常に関心を持たれました。



メヒア学長の説明に聞き入る

メヒア学長から、WMUが国連により設立された唯一の海事大学であること、大学の教育プログラム、学生が卒業後自国の条約実施に役立てていることの説明がありました。
中澤事務局長からは、留学の最初に行われる英語研修が非常に有益であり、留学生の英語力が格段に向上するという話があり、お二人の話を興味深く伺いました。

日本の活動を活発に説明

外国に調査に行った経験や状況を説明しました。運輸安全委員会からWMUへ留学した職員が卒業後、国際的な船舶事故調査に貢献している話をしたところ、WMU卒業生の活躍に対して嬉しさが述べられました。
メヒア学長からは、熱意ある留学生にWMUに来てほしいという話を伺い、運輸安全委員会からも意欲ある留学生を送り込みたいと伝えました。

JTSBの展示の前で記念撮影
(左から 藤原事務局長、メヒア学長、武田委員長、中澤事務局長)

当委員会職員のWMUへの留学の様子については、運輸安全委員会年報2024のコラムに掲載しておりますので、是非ご覧ください。