令和2年8月25日(火)14:00~14:04
国土交通省会見室
武田委員長
運輸安全委員会委員長の武田でございます。
ただいまより、8月の月例記者会見を始めさせていただきます。
前月の定例会見から新たに調査対象になった事故は、8月1日に愛知県愛西市で発生した超軽量動力機の機体が損傷し、操縦していた方が重傷を負った航空事故の1件です。
事故等調査の進捗状況については、資料をご覧下さい。
なお、先週22日の夕方から、4人の方が乗った沖縄県石垣市の漁船と連絡が取れなくなっていたところ、昨日、宮古島西方沖において転覆した状態の船体が発見され1名の方が救助されましたが、他の乗組員の方の捜索は現在も続けられている状況です。
連絡が取れなくなった当時、石垣島周辺では、接近中の台風8号の影響で海が荒れていたと聞いておりますので、ご家族や関係者の皆様には、さぞご心配のことと思います。3人の乗組員の方々が無事発見されることを願っております。
本事故につきましては、沖縄県を管轄する那覇事務所において、気象や海象の情報を収集するなどの調査に着手しております。
今後、収集した情報の分析を進め、原因を究明して参ります。
今年7月は、昭和26年に統計を開始して以来、初めて台風の発生が無かったと聞いておりますが、過去に大きな被害をもたらした台風の多くは9月に接近、上陸しています。
非常に強い台風などに備えて、関係の皆様にはあらためて事故等防止のための安全対策を講じていただきたいと思っておりますので、そのための情報発信も続けたいと思っています。
これまでも、非常に強い台風時の走描による事故防止対策、降雨に伴う土砂崩れや橋梁の沈下による鉄道事故報告書を公表しており、台風や激甚化する災害への安全対策が重要視されておりますので、我々の情報発信も非常に重要でないかと思っている次第です。
本日、私からは、以上です。
何か質問があればお受けします。