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委員長記者会見要旨(平成26年11月25日)

平成26年11月25日(火)14:00~14:08
国土交通省会見室
後藤昇弘委員長

発言要旨

 運輸安全委員会委員長の後藤でございます。
 ただいまより、11月の月例記者会見を始めさせていただきます。
 本日は、お手元の資料にありますように、3モードにおける事故等調査の進捗状況一覧と、運輸安全委員会ダイジェスト英語版の発行についてご報告いたします。
 

1.事故調査の進捗状況等報告

 はじめに現在、運輸安全委員会が調査を行っている事故及び重大インシデントの調査状況について、ご報告いたします。説明は省略させて頂きますので、詳細は資料1をご覧ください。

2.運輸安全委員会ダイジェストの発行について

 本日、「運輸安全委員会ダイジェスト(英語版)船舶事故分析集 輻輳海域における衝突事故の防止に向けて」(英語名称:Digest of Marine Accident Analyses : For prevention of “Collision Accidents in Congested Areas”)を発行し、当委員会の英語版ホームページで公表しましたので、ご紹介します。
 ご参考に、本号の掲載ページを印刷した資料2をお配りしております。
 本英語版ダイジェストは、今年6月に発行した運輸安全委員会ダイジェスト第14号(日本語版)を元に英訳したもので、日本語版同様、各種統計資料とともに、当委員会が行った事故調査事例4事例などの紹介を行っています。
 船舶事故分析集の英語版ダイジェストは、これまで2回発行し、国際会議やシンポジウムなどの場で紹介を行い、有用な資料である旨の評価を得ております。今後も当委員会の活動を海外に向けて積極的に情報発信してまいります。
 なお、印刷物をご希望される場合は、お配りしますので、後ほど、事務局にお申し出ください。
 本日、私からご説明するものは、以上です。
 何か質問等があればお受けします。

3.質疑応答

(踏切事故調査関連)

問: 先月に公表された案件の中で、鉄道ですけれども、3種4種踏切について報告第1号がありましたけれども、そこでの説明の中で、なかなか改善策を事故調査機関から示すのは難しいというようなお話しがありまして、元々の拡大の趣旨から行くと、一つ一つは難しくても全体をまとめて何らか再発防止策をとれればというようなお話があったかと思うのです。この間の1件はなかなか難しいかもしれないですが、今後どういう姿勢で、3種4種踏切の調査に臨まれるかということはいかがでしょうか。
答: いま仰ったように、いくつかまとめてですね、共通するもの、あるいは、今後の改善対策として有用なものが出てくれば、それをまとめて我々が提言するものができればと思っております。
 この前申し上げたのは、個々の事故に対して個々に再発防止策を考えることは難しいと申し上げましたが、地域性などのいくつかの特性で考えていくことで、少数では難しいと思いますけれど、事例を重ねていくことにより、有効な防止策を提示できるのではないかと考えております。

(ボーイング式787型機関連)

問: 日本の方はすでに調査を終えていますが、NTSBの方の調査報告はまだ出ていないと思うのですが、これに関してNTSB側から、今どういう状況にあるとか何か連絡とかどうなのでしょうか。
答: NTSBに関しましては、もうそろそろ出るかと思っていましたが、まだ現在のところ出ていないようですね。我々から特に申し上げることはございません。

問: 意見照会は、今どういう状況でしょうか。
答: もちろん進んでいると思います。ただし内容については控えさせていただきます。

問: まだ意見照会は返答は出していないのですか。もう返答済みなのですか。
答: 向こうは集めているところだと思います。

問: まだ出していないということですか。確か60日間だったと思うのですか。
答: 進行中だとご理解下さい。

資料

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