近年、プレジャーボートを利用した水上レジャーが活発化しており、これに伴ってプレジャーボートが関連する海難も増加傾向にあります。
 このような状況のなかで、同種海難の再発防止に向けて、海難審判庁のホームページに「プレジャーボートの海難」を新設しました。
 モーターボートや水上オートバイ等の利用者向けに、「発生地点から見る海難事例」、「海難の現状」、「海難を防ぐには」の3つの項目に分けて掲載しています。


「あなたの身近でこんな海難が起きています!」と題して、平成13年に地方海難審判庁が裁決した事件の中から、158件のプレジャーボートの海難を発生場所別に示し、主要な事件については、裁決を解説しています。

 理事官が認知した平成13年におけるプレジャーボート海難の発生状況(事件種類、海域、死傷者の状況)と平成8年から平成12年の5年間にプレジャーボートが関連した海難(526件)の裁決から見た海難原因、損傷状況、連絡・通信手段の確保状況などのさまざまな資料を掲載しています。


 本年6月に刊行した「プレジャーボート海難の分析」をもとに、モーターボートや水上オートバイ等が海難に至るメカニズムを分析しています。
 項目を「発航前の準備の重要性」、「見張りの重要性」、「飲酒運航の危険性」、「無資格者操縦の危険性」、「遊泳者等がいる海域での航行の危険性」、「救命胴衣着用の必要性」に分類して、海難の事例を盛り込みながら、海難を防ぐための方策を解説しています。


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