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去る、1月29、30日の両日に当庁における平成13年度の「庁長・所長等会議」が東京で開催され、昨年から進めてきました海難審判庁の改革(プロジェクトマイア21)の取り組み状況について一定の成果があったことを確認し、改革2年度(ステージU)として、「裁決書記載内容の改善、業務見直しによる合理化など」を目標とし、海難の再発防止に向けて更なる業務の改革・充実を進める決議をしました。 | ||||
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3月4日から同月13日まで北九州市若松区役所において、若戸渡船転覆事件関連資料のパネル展示をおこない、それにあわせて、9日には若松市民会館において、「洞海湾の落日」朗読会が開催され、予想以上の来場者数で、皆様の関心の高さがうかがわれ好評のうちに終了いたしました。 終了後は、「わかちく史料館」(住所:若松区浜町1-4-7、電話:093-752-1707)で引き続き展示を行っておりますので、興味のある方は足を運んでみていただければ幸いです。また、当庁のホームページでも公開しておりますので是非ご覧下さい。 |
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(事件の要旨) 昭和5年4月に渡船第一わかと丸は、若松市(当時)のえびす祭に訪れた参拝客などで旅客が定員超過で左舷に傾斜した状態のまま若松港を発航し、戸畑港へ向け航行中、波浪の影響で動揺して洞海湾内で転覆した。転覆の結果、72名が死亡するという惨事となった。 この事故を機に若戸海底トンネル建設案が浮上、戦後になって若戸大橋建設となりました。 |
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編集後記 | |
今月号は、韓国との海難調査協力において、初めて文書を取り交わしたことを載せました。今後もアジア地域、環太平洋地域を中心に活発な国際協調が行われることと思います。 今回の裁決事例では、「東シナ海低気圧」をテーマにしました。季節を問わず気象・海象の情報収集そして船長の的確な判断は、難しいものです。 |
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