この事件は,平成17年7月15日,霧のため視程約250mとなった熊野灘において,粗製ベンゼン2,000klを積載し,四日市港から松山港に向けて全速力で南下中の旭洋丸(7人乗組み)と,クレオソート1,000トンを積載し,水島港から千葉港に向けて全速力で東航中の日光丸(5人乗組み)とが,同日04時05分二木島灯台から150度11.6海里の地点で衝突し,旭洋丸は衝突直後に爆発炎上して船長ほか乗組員5人が死亡,日光丸は右舷側が炎上したものです。
 横浜地方海難審判理事所は,8月30日,横浜地方海難審判庁に対し,日光丸の船長及び一等航海士を受審人に,旭洋丸の運航管理会社と,日光丸の船舶所有者及び運航管理会社を指定海難関係人に,それぞれ指定して審判開始の申立を行いました。
『練習船海王丸乗揚事件』(第2回審判)
 この事件は,練習帆船海王丸(2,556t)が,実習生等104人を乗せて航海実習の途中,台風避難のため富山湾内の伏木富山港沖合で錨泊していたところ,台風23号の接近に伴う暴風と波浪により走錨し,防波堤に打ち寄せられたものです。
 横浜地方海難審判庁は,8月26日第2回審判を行い,受審人に指定されている船長及び一等航海士に対する尋問を行いました。次回は,10月7日(金)09時30分から同審判庁で,指定海難関係人や証人に対する尋問を行う予定です。
 審判傍聴のお問い合わせ (045-201-7501)
 
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