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中華航空公司所属エアバス・インダストリー式A300B4−622R型B1816の航空事故に係る建議 |
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(1996.7.19建議)
(B1816 名古屋空港 H6.4.26 発生事故) |
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- アドバンスト・テクノロジー機のAFSの仕様の標準化について
現在、我が国航空会社で運航に供されているアドバンスと・テクノロジー機のAFS機能については、フライト・モードの機能、表示および操作方法、オート・バイロットのオーバーライト機能、ディスコネクト機能等のマン・マシーン・インターフェイスに係る部分ならびにフライト・プロテクション機能において、通常の教育訓練では、乗員がその細部についてまで習熟し対応することが容易でない事項がある他、各航空機製造会社の間で相違も見られる。
これらの事項は、飛行の安全に直結するものであること、乗員の機種移行のための教育訓練のあり方に大きな影響を及ぼすものであること等を考慮すれば、我が国としても、これらの航空機を運航する立場から、上述のAFS機能に係る事項に関し、乗員の教育訓練で対応していく必要があるものと、AFSの設計上対応していく必要があるものとについての調査研究を行い、仕様の標準化が望まれる事項については国際関係機関等を通じ航空機製造国に対する働き掛けを行っていく等所要の措置を講じること。
- 今後の消火救難体制の充実強化について
全国の飛行場における民間航空機に係る今後の消火救難体制に関し、想定される事故の態様に対応し、緊急時の指揮・命令系統の確立、消火救難に必要な設備及び器材、関係機関との協力体制、定期訓練等の充実強化について、早急に検討を行うとともに所要の措置を講じること。
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