JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 RA2018-5-2
発生年月日 2017年09月18日
区分 鉄道
発生場所 筑豊線 直方駅構内 [福岡県直方市]
事業者区分 JR
事業者 九州旅客鉄道株式会社
(法人番号 6290001012621)
事故等種類 鉄道物損事故
都道府県 福岡県
報告書(PDF) 公表説明資料
公表年月日 2018年07月26日
概要  九州旅客鉄道株式会社の筑豊線直方駅発若松駅行き2両編成の上り電第6620M列車充当車両(上り電第6620M列車として運転する予定の入換車両)の運転士は、平成29年9月18日(月)、5時15分ごろ、直方駅構内の25番線から15番線を経由し、東引上げ1番線に至るルートで入換えを開始した。その後、同車両は東引上げ1番線の線路終端部に設置された車止めに衝突してこれを破損し、更にその衝撃により先頭車両の前台車(以下、前後左右は上り電第6620M列車充当車両の進行方向を基準とする。)全2軸が右側に脱線して、上り本線を支障した。
 また、上り本線の支障に伴う列車防護等の措置が講じられず、当該支障箇所を上り電第6520H列車(3両編成)及び下り回送気第1533D列車充当車両(下り回送気第1533D列車として運転する予定の入換車両、4両編成)が通過しており、下り回送気第1533D列車充当車両の車側表示灯が上り電第6620M列車充当車両の前面右端部と接触し、双方の車両に損傷が生じた。
 上り電第6620M列車充当車両及び下り回送気第1533D列車充当車両には、それぞれ運転士1名が乗車していたが、負傷者はいなかった。
原因  本事故は、直方駅構内において車両を入換え運転中の運転士がブレーキ操作時機を誤ったため、同車両が線路終端部に設置された車止めに衝突したこと、及びその衝撃によって脱線して上り本線を支障した同車両に、上り本線を通過した車両が接触したことにより、鉄道施設及び車両に物損が生じたものと推定される。
 運転士がブレーキ操作時機を誤ったことについては、入換え運転中に自らの進路の安全確認に集中せず、他の車両の入換えルートを一時的に自らの進路と錯誤したことが関与した可能性があると考えられる。
 また、脱線した車両と上り本線を通過した車両が接触したことについては、脱線の発生後、直ちに列車防護措置が講じられなかったことが関与したものと考えられる。
 脱線の発生後、脱線した車両が上り本線を支障しているにもかかわらず、直ちに列車防護措置が講じられなかったことについては、運転士が、脱線の事実は認識したものの大きく逸脱はしておらず、隣接する上り本線を支障するような状況には至っていないものと考えていたことによる可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(WMV)
備考
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    なお、動画はWMV形式でデータ速度は1000kbpsです。