JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 AA2014-7-1
発生年月日 2013年03月16日
発生場所 愛媛県松山市浅海原山本
航空機種類 回転翼機
事故等種別の分類
(Occurrence Category)
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT)
飛行の段階
(Phase of Flight)
EMERGENCY DESCENT
人の死傷 負傷
航空機区分 回転翼航空機
型式 ロビンソン式R22Beta型
登録記号 JA23TN
運航者 個人
事故等種類 不時着時の機体損壊
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年11月27日
概要  個人所属ロビンソン式R22Beta型JA23TNは、平成25年3月16日(土)09時30分ごろ、レジャー飛行のため、広島県福山市の場外離着陸場を離陸し、松山空港に向かっていたところ、10時04分ごろ、機長がエンジンの回転数に異常を感じて、愛媛県松山市浅海原付近に不時着し、その際に機体を損壊した。
 同機には、機長及び同乗者1名が搭乗しており、機長が軽傷を負った。
 同機は大破したが、火災は発生しなかった。
原因  本事故は、同機が目的空港に向かって巡航中、エンジン及びローターの回転数が上昇した際、機長がその事態に対処することができなかったため、付近の竹林を目指して不時着を行い、その際に機体が損傷したものと考えられる。
 機長がその事態に対処できなかったのは、エンジン及びローターの回転数を計器の指示により確認することなく、ローターが過回転している状態をエンジンが過回転して制御不能な状態と判断したためと考えられる。
 エンジン及びローターの回転数が上昇したことについては、何らかの理由で発電機のスイッチがオフの位置になり、発電機から電力が供給されず、バッテリーの電力が消耗し、ガバナーの動作に必要な電力が供給されず、ガバナーの動作が停止したことが関与した可能性が考えられる。しかしながら、発電機のスイッチがオフになった時期を特定することができなかったことから、この回転数の上昇の理由は明らかにすることはできなかった。
死傷者数 1名負傷(機長)
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情報提供
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